最近急増している「宝くじ詐欺」

宝くじ詐欺は、ここ最近急増してきている新しいタイプの詐欺です。
一攫千金を狙って毎年宝くじを購入しているという人も多いと思いますが、宝くじ詐欺はそんなささやかな夢を持つ人の心理につけこむ悪質なものです。

宝くじは年末ジャンボやサマージャンボの他、ロト6やロト7、ナンバーズやTOTOといった自分で番号を選択できるタイプのくじも登場してきています。

宝くじ詐欺の対象となっているのは主にこういった自分で数字を選んでくじを購入し、後日当選しているかがわかるというようなタイプのものです。

詐欺の手口としては、突然電話などで番号選択式宝くじの当選番号を知りたくないかというようなことを尋ねてきます。
最初は誰しもそう言われても信用はできないので断るかと思いますが、そこで実際に発表前の当選番号を提示しピタリとあててきます。

そこで信用をさせておいて「情報料」として数十万円~数百万円をだましとり、その後でデタラメの番号を教えてそのまま姿をくらますというものです。

なぜ当選番号がわかるのか

この宝くじ詐欺でキモになるのが、最初に発表前の当選番号を当てられてしまうということです。
普通に考えてあらかじめ当選する番号がわかってしまうということはありえませんし、そんなことがあったらくじの公平性そのものが損なわれてしまうのですが、それでもピタリとあてられてしまうともしかしたら裏ワザがあるのかもしれないとなんとなく信じてしまいます。

しかし当然のことながらそんな情報が簡単に手に入ることはありません。
宝くじ詐欺において使われる当選番号は既に発表されている番号であって、発表前の購入可能な段階からわかっているわけでは決してありません。

というのは番号選択式の宝くじ詐欺の場合、当選番号の発表はインターネットを最速とし、あとから新聞や雑誌、店頭などに発表されるようになります。

そのため普段あまりネットを使用しておらず、くじの当選番号のチェックも新聞で調べることが多い人の場合、新聞が届くよりも先に当選番号を当てられてしまうとまるで事前にそれがわかっていたかのように錯覚してしまうのです。

宝くじ詐欺の被害者となりがちなのはそうしたネット上での情報の早さがよくわかっていない人に集中しており、わかってみればごく単純なことなのにそれをされるとコロリと信じてしまいます。

他にもある宝くじ詐欺の手口

番号選択式の宝くじ詐欺の他にもよくあるのが、「海外宝くじ詐欺」です。
これはもっと単純なもので、ある日突然DMなどで「あなたは海外(アメリカ、オーストラリアなど)の宝くじに当選しました!」というような内容の文書を受け取ります。

その内容には但し書きがあり「当選金額を受け取るためには○○万円を先に振込をしなくてはいけません」というようなことが書かれています。

当選金額が数千万円であるのに対し、先に振り込む金額は数十万円であることからついつい「どうせすぐ戻ってくるんだから」とそのまま振込をしてしまったりします。
ところがそのあといくら待っても当選金が振り込まれることはなく、DMの送り主にも連絡が取れなくなるというようになっています。

買った覚えのない宝くじが受け取れるということはあませんし、まして受け取りのために数十万円が必要になるということは絶対にありません。
怪しいDMなどが届いても相手にせず、安易に金銭の振込はしないようにしましょう。