絵画商法とは

東京の秋葉原周辺でかなり頻繁に被害が報告されたのが「絵画商法」です。

絵画商法とは、町中を歩いていると急に声をかけられて画廊のような場所に引きこまれ、そこで口八丁で高額の絵画を購入させるという方法です。
絵画商法で特徴的なのが、勧誘をする人はきれいな容姿をしており、非常に会話もうまく人懐こい口調で行うということです。
秋葉原周辺などでは一人で買い物にくる高額の金銭を持った人も多いので、よい場所であったことから被害が集中してしまったようです。
休日など町中をぶらぶらしていたら突然きれいな異性に声をかけられ、自分に興味があるような素振りを見せられればだれでもうれしいものですが、それについ乗って室内に連れ込まれてしまうとなかなかそこから逃げ出すことはできません。

海外商法で一躍有名になったのが、イルカの絵でおなじみのクリスチャン・ラッセンです。
ラッセンの絵自体には全く罪はないのですが、この絵画商法によって売りつけをされる絵画によく使われてしまっていたことで、喜ばしくない知名度がついてしまいました。
最近の絵画商法では無名の新進画家の絵がよく使われているようですが、今購入しておけば将来きっと価値があがるというような煽り文句をつけられることもよくあります。
絵画商法は一見普通に物を売っているかのようにも感じられますが、実際に売却される絵はきちんとしたオリジナルの絵であることはまずほとんどなく、パソコンなどで取り込んだものを雑にコピーしたような品物が使われることがよくあります。
絵画に詳しい人ならぱっと見ただけで二束三文の価値の品物であることはひと目でわかりますが、あまり絵に詳しくないような人や雰囲気にのまれがちな人になると、つい相手の言葉にのせられて数万円から数十万円ものローンをくまされてしまいます。

デート商法と組み合わせて行われる場合も

絵画商法の中でも手の込んだ方法になってくると、デート商法と複合的な手段が用いられることもあります。
この場合よくターゲットにされるのが一人で上京してきたばかりの学生などで、突然同年代の異性から親しいアプローチを受け、何度かデートなどをして信頼感を得たのちに、「ぜひ買ってほしい」と絵画の購入を促してきたりします。
またサークルなど人の多く集まる合コンで連絡先を交換した人から、急に休日に一緒に展覧会に行こうというように誘われ、行ってみたら絵画商法の会場であったということも事例として多く報告されています。
絵画商法では、時に100万円近い絵の購入を無理にさせられることもあるので、しっかりと強い意志で断るとともに、被害にあったら早めにクーリングオフの手続きをとるようにしましょう。