東京オリンピックの感動を利用した詐欺

東京オリンピックの開催が決まり、にわかに世の中が騒がしくなっている時期ですが、そんなお祝いムードを利用した詐欺もここ最近で急増してきています。

東京オリンピックをネタにした詐欺のターゲットになっているのは、1964年に開催された過去のオリンピックの感動を知っている高齢者です。

若い世代にとっても東京でのオリンピックは確かにとても楽しみなことではありますが、はっきり言ってそれほどお祭り騒ぎをするほどありがたいことというイメージは薄かったりします。
一方で、高度成長期のまっただ中に東京オリンピックを経験した世代にとってはオリンピックとは国を挙げての一大イベントという意識がありますので、その心理につけこむような詐欺に直面すると案外コロリと騙されてしまったりします。

オリンピック詐欺の主な手口

オリンピック詐欺の主な手口としては、まず旅行会社からのDMを装い「あなたは東京オリンピックのチケットが当選しました」というような封書を送りつけます。

そのまま放置をしていると、自宅に電話がかかってきて「オリンピックチケットに当選した人に電話をかけている。転売をしてほしい」というふうな内容のことを言われます。
そのときに転売をしてくれたらという条件で数百万円単位を持ちかけられたりします。

そこでOKしたり、考えてみるかのような返事をすると次にまた旅行会社のような電話がかかってきて、「今なら○席まで用意できる」というような話をされたりします。
前に1席あたりいくらで売れるかを聞いていると、つい欲がでて数十席をおさえて転売したいというふうに考えてしまいますので、そこで目一杯席代金を振込などして渡してしまいます。

ところが振込をしたらその後からチケットが送られてくるわけでもないし、転売を持ちかける電話も来なくなったりします。
そうなってようやく騙されたことに気がつくというわけです。

今後ますます増えていく可能性も

オリンピックが開催されるまでの数年の間には、また違った形で詐欺が登場してくるのではないかとみている専門家もいます。

例えばオリンピックに関連する投資を持ちかけるという方法で、特定の施設を作るための企業や土地所有者・企業へ投資しないかというようなものです。
確かにそうしたオリンピック関連業をしているところが一気に業績を伸ばすことは十分にありえる話ですが、それにしても個人の家にそんな大切な情報を持ちかけて投資を募るということはまずありえません。

ひっかからないためには、「オリンピック関連の~」という投資文句を持ちかけてくるところはまずは疑ってかかるくらいの防衛意識が必要になってきます。