見分けがつけられない100万円札

「100万円札詐欺」とは、簡単に言うところの「通貨偽造罪」にあたる罪のことです。
パーティグッズとして実際のお札によく似たものが販売されているところをよく見かけますが、この「100万円札」もおもちゃとして販売されていたものであり、実際の通貨である1万円札に非常によく似ているものの文字の部分が「100万円」となっています。

昼間明るいところで見ればすぐに偽物と気づくのですが、それが夜のタクシーの中であったり、他の1万円札と一緒に出されたりしていたりするとなかなか見分けがつかないということがよくあります。

受け取った瞬間には気が付かなくても、受け取ってそのお札をレジにしまおうとして気がつくことはよくあり、その一瞬の隙をついてさっさと逃げてしまうというのが主な100万円札詐欺の手口になっています。

まさか自分が、と誰もが思うところですがあまりにも堂々と手渡されると一瞬でそれが偽札と見破るのは難しいものなのでお店で現金を取り扱う人はみなしっかりと注意をしておく必要があります。

通貨偽造の実際

そこで実際のところどのくらい偽札に関する事件が発生しているかということを調べてみます。
警視庁の平成26年時点の公表データでは、都道府県警察から警察庁に届け出があった枚数では平成22年の2,427枚をピークに平成25年まで減少傾向にあります。

ですが平成26年では1~6月の半年ですでに339枚が届け出されており、平成25年一年間の届け出枚数の587枚を上回るペースとなっています。

偽造通貨がよく使われるのは両替機や自動販売機のような人の目を通さずにお金を使うことができる施設となっており、大きなお札で少額の買い物をしてお釣りをまるまる受け取るという方法が主流です。

偽造通貨と言えば過去には500円玉の代わりに500ウォンが使われるという事例が多く報告されていましたが、現在では貨幣の偽造件数は対策の効果もあり激減しています。

代わりに増加してきているのが100万円札詐欺のような札をつかった詐欺事件であり、特に1万円札と1千円札の事件が多いことが特徴になっています。

なお通貨偽造罪は重罪として扱われているため、偽札を作ったり既存の紙幣を変造したものは無期または3年以上の懲役に処せられることとなっています。
また偽造通貨を実際に使ったり、使う目的で人に渡したりした場合にも同様に無期~3年以上の懲役となります。

偽札被害にあわないために

偽札被害にあわないようにするためには、何よりも受け取った紙幣をしっかりとチェックすることです。
お店でお金を受け取る側でなければ被害を受けないと思っていることもあるかもしれませんが、自分自身ももしかしたらちょっとした瞬間に巻き込まれてしまうこともあります。

例えばあまり知り合いとして深くない相手と現金のやりとりをするということもあります。
合コンなど不特定多数で飲み会をしたり、フリーマーケットやライブなどの個人的なイベントをしたりするようなときです。

自分はそんなつもりはなくても、うっかり偽造通貨を受け取りそれを現金のつもりで別のお店で使ってしまうと自分自身が犯罪者になってしまう可能性もあります。

現金を受け取るときには念のためしっかりと確認をし、特に旧紙幣が出されるようなときには念入りにチェックをするようにしましょう。