2017年8月28日

自動音声による架空請求

手の込んだ新手の架空請求詐欺

2016年頃から急激に増えてきている新手の架空請求詐欺として「自動音声ガイダンス詐欺」があります。

これは見知らぬ番号から突然固定電話や携帯電話に着信があり、電話を取るといきなり自動音声ガイダンスが流れ出すというものです。

自動音声ガイダンスの内容はいくつかのパターンがあり、NTT東日本を装うものを代表に、郵便局や架空の有料コンテンツ会社を名乗る場合があります。

NTT東日本を騙ったタイプでは、まず電話がかかってきたときには自動音声ガイダンスで「電話料金の返還をする」といった内容のことが説明されます。

そこで最後のダイヤルの「9」を押すように指示をされるので、言うとおりにするとそこからは人間のオペレーターに切り替わります。

すると言葉巧みにATMにまで誘導しお金を振り込ませようとしたり、個人情報を聞き出そうとしてきます。
音声ガイダンスがかかってくる電話番号は非通知の場合もあれば050から始まるIP電話であることもありケースはさまざまです。

いずれにしてもNTT東日本や郵便局といったところが突然顧客に音声ガイダンスを使用して電話をかけるということはありませんので、かかってきたらまず詐欺を疑い絶対に指示に従わないようにしましょう。

なぜ音声ガイダンスが使用されるのか

電話を使った架空請求詐欺はかなり以前からありましたが、音声ガイダンスを使用した例はごく最近になって登場してきた手口です。

そもそもなぜ音声ガイダンスなのかというと、これは今時の企業への電話サポートのほとんどが音声ガイダンスを使用してることから、かかってきたときになんとなく安心できるという錯覚を与えることができるからです。

有料コンテンツの未払いを理由に架空請求をするケースにおいては、「料金の確認」と「強制執行の停止」というようにボタンを押し分けさせるという手の込んだことをさせることもあるようです。

もちろんこれはどちらを押してももともと全く根拠のない請求ですから、結局は言葉巧みに金銭の振込を誘導してきます。

また音声ガイダンスを使用することにより、電話をかける詐欺グループが直接相手をする人間を絞りこめるということもあります。

詐欺電話はすぐにそれとわかった瞬間ほとんどの人はそこで即切りしますが、中には騙されやすかったり見に覚えがあったりしてついつい最後まで話しを聞いてしまう人もいます。

自動音声ガイダンスを電話の最初に導入することで最初の入口で引っかかりやすい人だけを選別することができるので、詐欺の成功率が上がってしまうのです。

怪しいと思ったらまず電話をその場で切り、かかってきた電話番号を国民生活センターなどのサイトで確認してみるようにしましょう。