特殊詐欺は増えている

振り込め詐欺や情報商材詐欺など、いわゆる「特殊詐欺」と分類される詐欺被害は年々増加傾向にあります。
2013年の1~6月の上半期には被害額は211億を超えたとの警視庁からの発表もあり、過去最高であった2012年度のペースをすでに大幅に上回っています。

これは一日あたりの平均で計算をすると1日平均1億円の被害が起こっているということになっており、もはや誰にとっても他人ごとではない問題となっています。
内訳をみると、最も割合が多いのは身内を装って借金の返済をせまる「おれおれ詐欺」とされるものとなっており、次いでネットでたくみにクリックを促して架空の請求額を送りつける「架空請求詐欺」、すでにかかった医療費から還付があると偽り反対に金銭の振込をせまる「還付金詐欺」と続いています。

他にもギャンブルの必勝法を教える、ロト6当選番号を当てるといい役に立たない情報を売る「情報商材詐欺」や、昔からある手口でもある金融商品の取引を持ちかけてぜったい儲かると言いながら次々と融資をさせる「金融商品詐欺」も多額の被害が報告されています。

他にも少しずつ増えてきているのが「当選詐欺」と呼ばれているもので、突然ハガキや電話で高額の商品(プラズマテレビ、自動車など)が当選したので配送料を送ってほしいというようにいい、数十万円を振りこませる手口です。

このような当選詐欺がこれまでの詐欺と少し違うのは、オレオレ詐欺や架空請求詐欺ではターゲットとなる人の弱みをついて表沙汰にしたくないことを隠させる方法で詐欺をしていたのに対して、当選詐欺では逆にターゲットが得をするかのように持ち上げて金銭を奪おうとするという点です。

騙されないように要注意

いずれにしても詐欺の手口は人の心理をたくみについてくるものであり、今後もあらゆる方法で心のスキマにつけこむ詐欺方法は登場してくるものと予想されています。

一方で気になるのが、上記のような特殊詐欺に必要となる銀行口座や携帯電話です。
これまでもたびたび特殊詐欺が問題視されることにより、口座の開設や携帯電話の名義について厳しく本人確認や取締が行われてきたはずですが、その効果もなく詐欺件数は増加する一方となっています。

これは消費者金融などで多重債務となった人などに対し、口座開設や携帯電話を契約させ、その見返りとして借金額を減額するといった方法が横行していることも深く関連しています。
学生などに気軽にできるアルバイトといってそうした開設作業をさせることもあるので、社会全体で取り組んでいくべきでしょう。