被害額が大きい不動産購入詐欺

悪徳業者による詐欺的商法の中でも、特に被害額が大きくなりがちなのが不動産売買に関する契約です。
現在においてはかなり不動産物件の平均取引額は下落してきていますが、不動産業者から提示される条件を信じて契約をしてみたところ、実際にはかなり不都合があとからわかったというような不動産トラブルは決して少なくなったわけではありません。
むしろ、不動産取引の件数が減少している現在であるからこそ、なんとかして契約をしてもらおうとギリギリの手口で営業をするようになった不動産会社も増えてきていると言えます。
これから土地や建物を購入したいと考えるときには、その営業マンや不動産会社がきちんと信頼できるところであるかを確認するとともに、広告や提示条件に何か怪しい部分がないかチェックするようにしましょう。

自分にだけ上手い話が回ってくることはない

不動産の取引に関するトラブルのうち、非常によく聞かれるのが「掘り出し物」に購入に関するものです。
不動産取引においては、希望する地域や近隣の条件などと比較をして、少しでも条件のよい物件に人気が集中する傾向があります。
ですが普段から土地や建物に関する仕事をしているならいざ知らず、わずか数百メートルの距離の違いで著しく安くなる同等条件の物件や、窓の角度や他の建物の隣接の具合で価格が変化する物件があるという説明を受けても、その価格が本当に適正なものであるかは簡単には判断することができません。
不動産の購入をするときにまず心において置くべきなのは「自分だけに回ってくるうまい話はない」ということです。
例えば、なんとなく軽い気持ちで不動産展示会で個人情報を登録しておいたところ、数日後突然電話がかかってきて「今しか購入できない物件があります!」などと言われたらどうでしょうか。
どのような理由があるかはわかりませんが、それでも今日中に仮契約だけでもしておかないともう二度と手に入らないというような条件提示は、やはり疑ってかかった方がよいでしょう。

すぐに購入せずじっくり考えましょう

その掘り出し物が本当に適した価格であるかどうかの判断基準の一つとして、その営業マンが「やたらと契約を急がせる」「書面での契約文書の提示をしぶっている」というようなものが挙げられます。
特に、今日中に契約をしなければというように、ゆっくり考える時間を意図的に与えないようにしている企業は要注意です。
もし判断をしなければいけない限度期日があるのであれば、その理由をしっかりと聞き、ゆっくり考えた上で判断してきましょう。