番組詐欺

番組詐欺とは?

番組詐欺というのは、主にテレビ番組の名前を使って行われる詐欺のことです。
この詐欺では、詐欺グループなどが有名番組やテレビ局の関係者を装い、取材させて欲しいと言って接触してきます。
その上で、何らかの理由をつけて金品を要求してくるのです。
テレビ局だけでなく、番組の制作をしている会社であるなどと言って、取材依頼をしてくることも多いです。
住友などの財閥の名前を入れた会社名を言ってくることが多く、年配の方が特に信じやすいのが特徴です。
年配の方は、インターネットでの情報収集や確認がなかなかできないため、こういった詐欺の被害が出ているという情報が伝わりにくかったり、実際にはない会社であっても有名な大企業の名前がついていると信じてしまったりしがちです。
中には、詐欺の被害に遭った人を狙い、損害が取り戻せると言ってくることもあります。

基本的に、テレビ局から取材の依頼があったとしても金品を要求されたり、預ける必要性があったりということはないので、このような話をされたら疑った方が良いでしょう。
怪しいと思ったら、テレビ局に直接問い合わせをして確認するのも、騙されないためには大事です。

この他にも、特定のテレビ局の番組を見るだけでお金が稼げるなどとして、情報購入料や登録料を請求するという手口もあります。
こちらはインターネット上での場合が多く、インターネットをよく利用しているという人は注意しましょう。

実際にあった番組詐欺の例

2014年に実際にあった番組詐欺では、「ミヤネ屋」で悪徳業者の実態について特集し、詐欺被害者に対して取材をしたいと言って接触しただけでなく、この番組の司会である宮根誠司さんが取材をするので会えるなどと言って番組制作会社を騙って電話がかかってきたそうです。
このケースでは、実際に名刺やパンフレットなどを被害者に送付し、実際にはない会社であるにもかかわらず本当にある会社だと信じさせるために、かなりの手間をかけています。
その上で、詐欺によって騙し取られたお金が取り戻せる制度があるので紹介する、として仲介する人物の会社の社債購入のために名前を借りたい、1000万円予約して欲しいと持ちかけてきました。
これを不審に思った被害者が警察に相談したことから、この会社には実態がないだけでなく宮根誠司さんが取材をするという話も実際にはなかったことが分かりました。

このような手口は他にも増えており、最近ではフジテレビの報道番組を騙った詐欺が起こったり、有名な女性アナウンサーの名前を利用して接触してきたりといったケースもあります。
特に狙われやすいのは1度でも詐欺の被害に遭ったことがある人です。
これは、1度騙されたことのある人は騙されやすい人であるとして認識される上、その個人情報がリストに記載されて出回るからです。
騙されることのないよう、十分に気をつける必要があります。

メルマガ作成の内職詐欺

副職の勧誘に注意

仕事を募集するかのように装い、実際には応募者からお金を多く巻き上げようとする詐欺の手口は昔からありました。
それがより現代的になって巧妙さや悪質さを増したのが「メルマガ作成の内職詐欺」です。

「メルマガ作成の内職詐欺」の一般的な方法としては、まずさまざまな方法で仕事を募集しそこに応募してきた人にまずは簡単な文章作成の仕事を任せます。
募集の段階では通常のアルバイトなどに比べてかなり高額の時給や報酬額を提示してあり、最初の数回分はその通りの報酬金額をもらえるということもよくあります。

ですがそれは最初の数回のみで、しばらくすると約束をした金額が支払われないようになったり、仕事の内容に難癖をつけられ非常に安い金額になったり、場合によっては全く報酬が支払われなくなったりします。

そこで普通は契約者は仕事の解約を申し出るものですが、それを待ち構えていたかのようにあたかも別の仕事に誘導するかのようなことを言って来られたりします。
または「解約をすると違約金が発生する」として非常に高い金額を支払うように言われたりします。

別の仕事へ誘導する場合にも、その仕事をするためには研修を受ける必要がある、特定の資格をとらなくてはいけない、特定のアプリケーションを必要とするので自腹で購入をしなくてはいけない、といった理由で支払いを求められたりします。

特徴としては、次から次へと応募者側が言ってくるだろうことを予想しているので、逃げ道を塞ぐように支払いを求めたり次のステップを案内したりするということです。

こんな人がよく被害にあっています

メルマガ作成詐欺でよく被害者となっているのは、専業主婦や失職をしたばかりの人、副職をしてでも収入を増やそうと思っている在宅時間の長い人です。

またネットを利用する時間が長く、ネット上の情報を必ずしも正しいものというふうに自然に思い込んでしまっているタイプの人もよくひっかかってしまっているようです。

ネットをしているとよく広告で「誰にでもできます」「在宅で月○○万円の副収入」といったような、さも簡単に稼ぐことができる仕事であるかのような文言を見かけたりします。
Web上で仕事をしてくれる人を探すという方法は今ではかなり当たり前になってはいるものの、その全てが善意で行っているというわけではありません。

その仕事募集が本当にきちんとした内容のものかどうかの判断をするためにも、安易な甘い話には乗らず話の内容に怪しいところはないかしっかりと考えながら仕事をしていくことが大切になります。

怪しい業社の見分け方

仕事を募集している企業が詐欺目的であるかどうかを見分けるための最も大きな判断材料となるのは、仕事を募集している側から応募者に対してどのような形であれ金銭の支払いを求められるかどうかです。

ネット上での仕事に限りませんが、一見仕事を募集する体で研修費や設備費という名目でお金を巻き上げようとする手口は昔からよく行われています。

最初は数千円~数万円の少額であっても、一度支払いをしてしまうとカモ認定されてしまい、次々と支払いを求められたりします。
支払った側も、最初に支払いをしてしまった手前それまでの金額惜しさに次の支払いに応じてしまうということもよくあります。

見分け方のもう一つのコツは、その仕事が本当に「誰にでもできること」かどうかです。
普通に考えて全く未経験の人間が誰にでもできる仕事をして高収入を得られるということはありません。

ネット上で仕事を探すときは普段以上に細心の注意を払い、怪しいと思ったらすぐに最寄りの消費者センターなどに相談するようにしましょう。

ネット販売詐欺

古典的な手口ながら被害は甚大

インターネットで買い物をするということ自体はかなりの人が抵抗感なく行うようになりました。

かつてはネットでの通販は「相手の顔が見えない」「本当に品物が届くのか不安」といった理由で敬遠されがちでしたが、現在では「特定商取引法に基づく表示」などしっかりと業社の所在を明かすようにすることなどで信用性が高まり、以前のような商品トラブルは起きにくくなっています。

しかしそれでも完全になくならないのがネット通販における詐欺事例です。

ネット通販詐欺においては先に品物の代金を支払ったのに肝心の品物がいつまでも届かなかったり、届いた商品の問い合わせができなくなってしまうようなことがよく報告されています。

中国アカウントには注意

一概には言えませんが、そうしたネット通販詐欺は中国系のアカウントでよく起こっているようです。

語学に堪能な人などは積極的に個人輸入をしていたりもするでしょうが、そうした国際取引をする場合には国内取引以上に常識や信頼性が危ぶまれることがよくあります。

あくまでも統計的なデータですが取引相手の名義が中国系の企業であったり、代表責任者が中国人であったりする場合には、しばしば商品代金を振り込んだあとに連絡がとれなくなるという被害が起こっています。

ネット通販は一般化したからといって全て安全になったとは考えず、しっかりと防御策があるところを選んで行うようにしましょう。

LINE乗っ取り詐欺

有名人にも急増LINE乗っ取り詐欺

ss76_garaketachi14171226-thumb-815xauto-15822
2014年上半期で最も有名になった新しい詐欺方法といえば、このLINE乗っ取り詐欺でしょう。

手口を簡単に説明すると、まず既存のLINEアカウントからパスワードを大量に盗み出して勝手にログインをし、登録をされているアドレスに片っ端から「今忙しいですか?手伝ってほしいことがあります」というようなメッセージを流します。

それに何らかのレスポンスをすると、次にコンビニなどでiTuneカードを3万円~5万円分購入するように指示してカード番号を写メにして送ってほしいように言ってきます。
そこでまんまと送ってしまうと、そのまま相手はその金額を受け取って行方をくらますという寸法です。

この詐欺のポイントは全く知らないアカウントではなく知人のアカウントを通じて送信されてくることで、一瞬本当に知り合いが困っていると錯覚してしまうことです。

アカウント乗っ取りをされないために

この詐欺の前提になっているのは、既存のLINEアカウントとそのログインのためのパスワードの漏洩です。

この乗っ取り被害は有名人などにも広く起こったらしく、あちこちでネタとして扱われるまでになりました。

そもそもなぜこれほど大量にパスワードの漏洩が起こってしまったかということについてはいろいろな憶測がされていますが、どうも他のサービスサイトのIDとパスワードが流出したことにより、同じものをLINEで利用したらログインできるという“使い回し”をしたことによると言われています。

被害件数は減ったものの完全になくなっているわけではありません。
今後同様の詐欺被害を起こさないためにも、普段から同じパスワードやIDの使い回しは避けるようにしていきましょう。

腕時計詐欺

突然腕時計をあげると言われたら

「腕時計詐欺」とは、道を歩いていると突然高級車が近づいてきて「この時計をあげる」と言われる詐欺手法です。

突然言われると驚きますが、相手がとても高そうなクルマに乗っていたり「あげる」と言われた腕時計がとても高価そうであったりすると、なんとなく本当な気がしてそのままついていってしまいそうになります。

腕時計詐欺では「展示会であまったから」「伝票をなくしちゃったから」というようなありそうでなさそうな理由をつけて突然ケースなどに入った時計を渡そうとしてきます。

実際にはそうしてチラ見をさせる腕時計は二束三文の安物なのですが、「売れば数十万にはなる」というふうに言われるとそうかと思ってしまいます。
もちろん詐欺ですから完全にタダというわけはなく、時計をあげる代わりに一緒に食事などに言っておごってほしいというふうに言われたりします。
一緒に行かないというと、それならメシ代としていくらか現金を渡してほしいと言われます。

現金がないなどといって断ろうとすると、あとから腕時計をもらえるからというような理由でATMで下ろせというふうにせまってきたりします。

ひっかからないためには

腕時計詐欺にひっかからないためには、まず最初にその時計を受け取らないことに限ります。
最初に品物を受け取ってしまうと、なんとなくお礼をしなくてはいけないというような気持ちになってしまうので、言われるままに現金を渡したりお金をおろしに行ってしまったりしまいます。

ですがもともとはタダで受け取ったもののわけですから、それに対価を求められるのはおかしな話です。
現金を求められるならいらないときっぱり断るか、もしくは「ただより高いものはない」としっかりと受取拒否をするようにしましょう。

カード預かり詐欺

カードを他人に絶対に預けてはいけません

振り込め詐欺、母さん助けて詐欺といった詐欺方法の延長として最近増えてきているのが「カード預かり詐欺」という方法です。

これは自分の口座が犯罪に使用されている可能性があるなど身に危険がせまっているかのように装い、それに対応するためには一時的に通帳やキャッシュカードを預からなくてはいけないというふうに持ちかける方法です。

警察官や金融機関職員など最もらしく名乗られるとつい信用をしてしまいそうですが、どれだけしっかりしたことを言っていても、いきなり通帳やキャッシュカードを本人から奪うということはありません。

すぐに信用するのではなく、二重三重に疑い安易に自分の口座を明け渡すようなことはしないようにしましょう。

投資や財産管理を持ちかける場合も

警察や銀行員を装う方法の他にもよくあるのが、投資や財産管理をするという名目で通帳やキャッシュカードを受け取ろうとする詐欺方法です。

時々ニュースなどで実際の銀行員や介護士などが高齢者から通帳を預かり、その預貯金を横領していたことが発覚することが伝えられたりしますが、詐欺師はそうしたことを最初から意図して行います。

合コンや婚活パーティーなどで出会った人が将来結婚を意識させつつ「自分は金融の専門家だ」というようなもっともらしい職業の肩書をちらつかせて、通帳やキャッシュカード、クレジットカードを奪い取ろうとする詐欺被害が報告されています。

この場合は結婚詐欺とも関わってくるのでまた問題が面倒なのですが、いずれにしろどれほど信用していてもむやみに通帳やカードを預けるのは絶対にしてはいけません。